報道関係

2009年(平成21年)5月12日(火曜日) 山陰中央新報
センターの設置を被害者サポートの充実につなげたいとあいさつする角南譲理事長
 犯罪被害者を支援する「島根被害者サポートセンター」の開所式が十一日、松江市東津田町のいきいきプラザ島根であり、県内の犯罪被害者や遺族の被害回復活動に向け、本格的なスタートを切った。

 昨年発足した同センターは、電話相談や刑事裁判の傍聴付き添いをはじめ、自助グループの支援や広報啓発
、ボランティア支援員の要請研修などを行う。今回、プラザ二階に事務所と相談室を設け、面接による相談業務もできるようになった。
 式では、角南譲理事長が「被害者の権利を守る機運が高まっている。関係機関と連携を深め、成熟したサポートが必要だ」とあいさつ。県警の井上悦希警務部長は「細やかな支援を期待している」と祝辞を述べた。
 NPO全国被害者支援ネットワークの木下文雄理事が講和し、犯罪被害者に遭うと被害前の生活が萌れると指摘。同センターの支援を促すとともに、認知度の低さには「学校などさまざまな場所で啓発活動を」と強調した。
 同センターの電話相談は、平日午前10時〜午後4時に受け付けている(電話0120・556・491)。
 

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