報道関係

2008年(平成20年)9月11日(木曜日) 朝日新聞
失った命の大切さ   
写真・遺品で感じて
島根で明日からメッセージ展
「生命のメッセージ展」の開催を呼びかけるポスター
 事件や事故で家族を失った遺族が亡くした人の写真や遺品を展示する「生命(いのち)のメッセージ展 in 出雲」(実行委員会主催)が12〜14日、山陰では初めて島根県出雲市駅南町1丁目のビッグハート出雲で開かれる。99年に智頭町市瀬のトンネル内であった交通事故で亡くなった鳥取大の女子大生3人の遺品も展示される。

 メッセージ展は01年に始まり、これまでに北海道から沖縄県までの55カ所で開催。出雲市では131人分の遺品と、小さなハート形のフェルト生地約5千枚を3.6メートル四方の台紙に大きな一つのハート形になるように張り付けたオブジェも展示される。また、期間中には交通事故で長男を失って同展を始めた鈴木共子さんがモデルになった映画「0(ゼロ)からの風」の上映会や、遺族の講演会、コンサートも開かれる。

 事故で亡くなった鳥取大生の一人、島根県斐川町出身の江角真理子さん(当時20)の母由利子さん(60)は「特に若い人たちに見てもらい、命の大切さを感じとってほしい」と話している。入場無料。問い合わせは実行委(0853・72・8379)へ。
 

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