報道関係

2008年(平成20年)9月12日(金曜日) 朝日新聞
大切な人の生きた証し
幼い子どものパネルが並ぶ会場=出雲市駅南町1丁目
 事故や事件で命を奪われた被害者の写真や遺品を、等身大の人形(ひと・がた)パネルとともに展示する「生命のメッセージ展in出雲」が12日から14日まで、出雲市駅南町1丁目のビッグハート出雲で開かれる。1歳から76歳まで131人が生前履いていた靴や通学かばんなどの「生きた証し」が並び、命の重みを訴える。

 メッセージ展は01年から全国各地で開かれ、今回は54回目。実行委員長の江角弘道さん(63)=斐川町神氷=は次女真理子さん(当時20)を99年12月、交通事故で亡くした。相手の車は飲酒運転をしていた。江角さんは「『命は大切』という本当の意味は、大切な人を亡くさないと分からないが、展示を通じて少しでも実感してほしい」と話した。
 

報道関係へ戻る >>