報道関係

2008年(平成20年)9月4日(木曜日) 山陰中央新報
出雲高校生が生命のメッセージ展の飾りづくり
生命のメッセージ展の会場に飾るハート型の飾りをつくる生徒たち
 出雲市今市町の出雲高校の生徒が三日、学園祭で十二日から市内で開催される「生命のメッセージ展」で飾るハート形のシンボルマークづくりを手伝った。

 同展を企画し、飲酒運転の暴走車に衝突された事故で一九九九年に娘を亡くした斐川町の江角由利子さん(60)と大谷浩子さん(52)の呼び掛けに応じたもの。事故で亡くなった江角さんの次女真理子さん=当時(20)=と、大谷さんの長女知子さん=当時(21)=の母校が同校という縁もあり、実現した。

 生徒たちが作ったのは、三・六メートル四方の巨大なハートマーク。命の大切さを呼び掛ける同展でハートはシンボル。生徒たちは、同展に参加する全国の遺族から寄せられた三千五百個のハート飾りを一つ一つ丁寧に組み合わせ、作っていった。

 参加した二年生の石川裕絵さん(16)は「夢を半ばに亡くなられた人たちのことを思いながら、心を込めて作った。メッセージ展にも行ってみたい」と話した。
 

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