報道関係

2008年(平成20年)3月22日(土曜日) 山陰中央新報
溝口善兵衛知事(左側)に「生命のメッセージ展」について説明する実行委員会のメンバー=松江市殿町、島根県庁
 犯罪や交通事故の犠牲者の遺品を展示して命の尊さを訴えるため九月に出雲市で開かれる「生命(いのち)のメッセージ展」の実行委員会メンバーが二十一日、松江市の島根県庁で、溝口善兵衛知事に協力を求めた。
 訪れたのは、鳥取県智頭町で一九九九年十二月に、飲酒運転の車に衝突され、女子大生三人が死亡した交通事故で、次女を亡くした島根県斐川町神氷の江角弘道さん(63)ら三人。江角さんは、展示する犠牲者をかたどったオブジェを持参。「理不尽に命を落とした人の思いを伝えたい。多くの人に見に来てほしい」と協力を要請したのに対し、溝口知事は「命の重みを感じてもらう事は大切」と協力を約束した。
 同展は九月十二日から三日間、出雲市のビッグハート出雲で開かれる。関連して、斐川町の町立図書館では、展示品の一部を紹介するプレイベントが三十日まで開催されている。
 

報道関係へ戻る >>