報道関係

2012年(平成24年)2月8日(水曜日) 山陰中央新報
 飲酒運転事故に巻き込まれ、20歳だったまな娘を亡くした出雲市斐川町神氷の江角由利子さん(63)がこのほど、雲南市大東町養賀の大東中学校で講演し、全校生徒や保護者ら約400人に命の大切さを訴えた。
 事故は1999年12月に鳥取県内の国道で、飲酒運転の車が対向車線をはみ出し、江角さんの次女で鳥取大3年だった真理子さんの乗った自動車と衝突。真理子さんは同乗の友人2人とともに命を落とした。
 江角さんは、語学力を生かした仕事に就こうと勉強に励んでいた姿など、真理子さんの横顔や足跡を紹介。「生きていれば8日で33歳。子どももできていたはず。理不尽に命を奪われた」と無念さを伝え「多くの人の命がつながって、あなたたちの命がある。それは当たり前ではない」と語りかけた。
 

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