報道関係

2011年(平成23年)1月26日(水曜日) 山陰中央新報
 飲酒運転の暴走車と衝突する事故で、次女を亡くした斐川町の江角由利子さん(62)が25日、次女の通った斐川西中学校(同町直江町)で講演し、交通ルールの順守を呼びかけるとともに、命の大切さを伝えた。
 事故は、鳥取県内の国道で1999年12月に発生。次女の真理子さんが乗った軽自動車が、対向車線をはみ出してきた暴走車と衝突し、真理子さんは同乗していた友人2人とともに、20歳で命を落とした。
 江角さんは、自ら携わり2008年に出雲市で開催した「生命のメッセージ展」の映像を流し、真理子さんの思い出を語った。同展で飾り、真理子さんをかたどったオブジェを紹介し「たくさんの命がつながってみなさんがいる。命を当たり前と思わず、大切に生きて」と訴えた。
命の尊さを伝える江角由利子さん
 また、全員が自転車通学する同校生徒に対して「被害者にも、加害者にもならない努力を実行してほしい」と強調。無灯火運転の禁止、ヘルメット着用など、交通ルールを守るよう求めた。
 

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