報道関係

2009年(平成21年)9月15日(火曜日) 読売新聞
「犯罪被害の遺族の思い知って」
  出雲 江角さん夫妻、自治体職員対象に
遺族の思いを訴える江角さん夫妻(出雲市の県出雲合同庁舎で)
 飲酒運転による交通事故で娘の命を奪われた、斐川町神氷の住職江角弘道さん(64)、主婦由利子さん(61)夫妻が14日、出雲市大津町の県出雲合同庁舎で講演した。人権研修のために参加した県や市町村の職員らに犯罪被害者遺族の思いを訴えた。

 由利子さんが「(県民の中に)犯罪被害にあった人がいることを知り、寄り添って近い立場で働いてほしい」と語りかけると、一般聴講の市民を含む約90人は、涙を浮かべて聞き入った。

 江角さん夫妻は10年前、鳥取県智頭町で飲酒運転の車に衝突されて次女真理子さんを20歳の若さで失った。弘道さんは遺族の思いを市民に伝える運動に参加していることを説明し、「二度と理不尽な死は起こしてはならない」と呼びかけた。

 参加した雲南市の女性職員(22)は「家族の方から直接お話を聞き、命の大切さを学べた」と話していた。
 

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