報道関係

2008年(平成20年)2月9日(土曜日) 山陰中央新報
悪質な犯罪の撲滅を
斐 川
遺族が企画生命のメッセージ展
 飲酒運転による事故や犯罪に巻き込まれた犠牲者の写真などを展示し、命の尊さを伝える「生命(いのち)のメッセージ展」ー写真=が九日、島根県斐川町の町立図書館で始まる。飲酒運転の車に衝突される事故で、娘を同時に亡くした同町の遺族が企画し、悪質な犯罪の撲滅を訴える。三月二日まで。
 企画したのは一九九九年に飲酒運転の車に衝突される事故で、当時、鳥取大学に一緒に通っていた次女真理子さん=当時(20)=を亡くした同町神氷の江角由利子さん(59)と、長女知子さん=当時(21)=を失った同町富村の大谷浩子さん(52)。
 出雲市で九月十二日から三日間、全国の犠牲者百三十人の遺族が参加して開かれる「生命のメッセージ展」のプレイベントとして発案した。
 会場には、真理子さんや知子さんら犠牲者をかたどった写真付きのオブジェや遺品、遺族の思いをつづった文章などを展示。二〇〇五年に殺人事件で亡くなった浜田市の石川秀治さん=当時(36)=の写真も並ぶ。
 八日は、真理子さんや知子さんの同級生も駆け付け準備。江角さんは「生きたくても生きられなかった人のメッセージを胸に刻んでほしい」と話す。
 


報道関係へ戻る >>