報道関係

2009年(平成21年)4月25日(土曜日) 島根日日新聞
講演をする江角弘道さん
 出雲市今市町の出雲市社会福祉センターで二十三日にあった出雲市社会福祉出雲更生保護女性会(竹原睦世会長)の総会で、生命のメッセージ展IN出雲実行委員長で仁照寺住職の江角弘道さん(64)が「役に立ついのちと役に立たないいのち〜いのちの視点」と題して講演。いのちの大切さを説いた。
 当日は、更生保護女性会会員ら百人が聴き入る中、江角さんは、「お母さん、ぼくが生まれてきてごめんなさい」の著者、向野幾世氏の言葉や、童謡「シャボン玉」などを例に挙げながら、「いのちの視点とは、生かされているいのち。『おかげさま』で生きている、感謝の気持ちで生活することが大事」と説いた。

 さらに、十年前に悪質な飲酒運転の犠牲となった娘・真理子さん(当時20)の事故死について語り、「もう一つのいのちの視点は、死んだ人が切に生きたいと思ったいのち。“成住壊空”。いのちは、空からきて、空へ帰るの繰り返し。見えないいのちと、見えるいのちがある」とし、「見えないいのち、亡き人は、いのちの大切さを伝えている。私たちが今生きていることは、当たり前ではない」と訴えた。
 そして、生命のメッセージ展IN出雲を紹介しながら「生命のメッセージ展を本当に見てほしいのは、過ちに陥った人たちだ」と同会員らへの協力を呼び掛けた。
 

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