報道関係

2009年(平成21年)1月24日(土曜日) 毎日新聞
受刑者ら対象に 交通事故などの犠牲者展

 千葉県市原市の市原刑務所で23日、交通事故や犯罪で命を失った犠牲者の等身大パネルや遺品を展示する「生命(いのち)のメッセージ展」が開かれた。交通刑務所では初の開催。受刑者らは涙を流して展示に見入り、事故の結果の重大さに向き合った。展示は受刑者と刑務所関係者が対象。遺族らが「やるせない気持ちを加害者に伝えたい」と法務省に要望し実現した。
 服役中の406人のうち399人が出席。ハンカチで何度も涙をぬぐいながら遺族の手紙を熟読したり、被害者の子供の遺影にひざまずき、手を合わせる姿も見られた。自分が起こした事故の犠牲者のパネル前で、20分間立ち続けた受刑者もいた。
 

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