報道関係

2008年(平成20年)12月17日(水曜日) 朝日新聞
被害者遺品の展示や講演 出雲商高
等身大のパネルに飾られた遺品や写真に見入る生徒たち=出雲市大津町
事件や事故で亡くなった被害者の等身大パネルや遺品を展示する「生命のメッセージ展」を企画した造形作家の鈴木共子さん(59)=神奈川県座間市=が16日、出雲市大津町の出雲商業高校で講演した。交通事故で亡くした息子ら3人の遺品を展示し、「生きていることの素晴らしさを感じてほしい」と470人の生徒たちに語りかけた。
 鈴木さんの一人息子だった零さん(当時19)は、大学に入学したばかりの00年4月、飲酒、無免許運転の車にはねられ死亡した。鈴木さんは「命を奪った加害者の量刑が軽すぎる」と感じて交通犯罪の厳罰化を求める署名活動に取り組んだ経験を話し、「社会が飲酒運転を許さないという雰囲気をつくらなければならない」と訴えた。
 

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